町内会名簿と個人情報
この名簿は平成16年(2004年)に連協が作成した1丁目から5丁目までの町内会員名簿です。
本当に懐かしく、町内会の連絡には便利なものでした。
あれ以来、名簿は発行されていない。
この名簿が発行された次の年、平成17年(2005年)4月に個人情報保護法が施行された。
そのタイミングを考えると先輩たちの苦労が偲ばれる。
しかしこの時期、個人情報を守るというより出さないという過剰反応が起きた。
参考図書:「プライバシーという権利」宮下紘(岩波新書)
JR福知山線の断線事故、東日本震災時の被災者情報の拒否、町内や学校での名簿作成が控えたりされた。
個人情報を保護して個人の命が損なわれるというのは本末転倒です。
さらに名簿の作成については透明性を担保するような規律を設けられました。
又、個人情報が漏れたり、売買されたりマイナスの部分が多々ありました。
この名簿には「みんなの力で明るく住みよい街をつくりましょう」と書かれている。
地域の方々が協力しあい、暮らしやすい環境つくりや、災害時の助け会い等個人情報
の利活用な欠かせません。
町内会名簿の作成について、全国の各市町村で指導が行われている。
今回は個人情報保護委員会の資料を参考に掲載します。
皆さんも「名簿は作れない」ということから脱皮して欲しい。
今デジタル化時代に向けて「デジタル庁」新設や「個人情報保護」の見直しがされている
が、安易な見直しより、大きな世界的視野で、創造的な見直しがされるか注目しよう。
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